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 真珠用語集

真珠用語集
真珠用語集
  • <あ>
  • ・赤味(あかみ)
  • tinge of red
  • 高品質のアコヤ真珠には必ずこの色合いが伴いますが、真珠だけが持つ光の干渉現象によって生まれ、着色等の人為処理で生み出すことは不可能。ピンクからレッド系統の色合いが珠の中央部周辺に浮き出します。
  • ・アコヤガイ
  • Akoya pearl oyster|学名 Pinctada fucata
  • インド洋、太平洋、オーストラリアから地中海など、熱帯・亜熱帯から温帯域まで広く分布。日本の太平洋沿岸では房総半島以南、日本海側は能登半島以南に生息、アコヤ真珠を産出します。貝殻の大きさは7~8センチ、厚さは3センチ程度の二枚貝。1905年、御木本幸吉等によりアコヤガイを使って真円真珠の養殖に成功、それ故シンジュガイとも呼ばれます。アコヤの由来は古語の「吾が子や」からきているという説もあり、この貝が作る天然真珠の愛おしさを自分の子供への愛おしさと重ね合わせた歌が万葉集の山上憶良の歌に出てきます。
  • ・アコヤ真珠
  • Akoya pearl
  • アコヤガイ産出の真珠。ピーク時の1960年代には20数県で養殖が行われていましたが、現在は三重、愛媛、長崎、熊本、大分の5県が中心となっています。
  • ・英虞湾(あごわん)
  • Ago bay
  • 三重県志摩半島南部の湾。リアス式海岸として有名であり、奈良時代からアコヤガイから採れる真珠を出荷していました。明治時代半ばに真円真珠の養殖技術が確立されると、真珠養殖発祥の地としても知られるようになり、昭和初期には「真珠湾」とも呼ばれました。
  • ・厚まき(あつまき)
  • thick nacre
  • 真珠科学研究所の「PSLパールグレーディングシステム」によりますと、真珠層のまきの測定は「レントゲン透視像による測定とする」とされており、厚まきは、アコヤ真珠は0.4ミリ以上、白蝶真珠と黒蝶真珠は1.0ミリ以上と規定されています。
  • ・孔あけ(あなあけ)
  • drilling
  • 真珠に孔をあけること。一般に2種類あり、指輪、ブローチ、ペンダント用などに半分まであけることを「片孔」、ネックレス用の貫通孔を「両孔」と呼び、専用の孔あけ機であけます。
  • ・アバロン・パール
  • Abaron pearl
  • アワビから採れる天然真珠の呼称。古代からよく知られており、それだけこの貝は真珠を作りやすい体質なのかもしれません。鮮やかな緑色や淡い緑色を呈します。東大寺三月堂の不空覇索観音の宝冠に天平時代のこの真珠が輝いています。
  • ・アメリカン・パール
  • American pearl
  • 北アメリカ、ミシシッピー川等に生息するドブガイ等から産出される淡水真珠を言います。
  • ・アワビ
  • abarone
  • 世界中の海に生息。アワビの貝殻は美しく、ヨーロッパでは古来その美しさを讃え、ヴィーナスの耳と呼んでいます。巻き貝であり、頻度高く天然真珠を産出します。
  • ・イケチョウガイ(池蝶貝)
  • “Ikecho”mussel|学名 Hyriopsis schlegeli
  • 日本の琵琶湖とその近く、淀川水系の一部にのみ生息する中型の貝で、淡水真珠を産出します。1946年に藤田昌世氏らが養殖に成功しましたが、その方法は、核を入れずに貝の外套膜の中に外套膜小片を挿入するものでした。外套膜の中に真珠袋を作り、真珠を作らせるので真球状のものはほとんど出来ません。藤田氏は御木本翁等と共に「真円真珠」を発明したスタッフの一人です。
  • ・糸替え(いとかえ)
  • re-stringing
  • 真珠のネックレスにおいて、新しい糸に差し替えること。長期の使用により、ネックレスの糸はゆるみ、珠と珠の間に間隙ができた場合、新しい糸に替える必要があります。
  • ・イミテーションパール → 模造真珠
  • imitation pearl
  • ・インチ
  • inch
  • ヤード・ポンド法による長さの単位。1インチは、1フィート(304.8ミリ)の12分の1、約25.4ミリ。ネックレスの長さは20世紀後半までは、このインチが生きていた世界。連は形態によってグラデュエーションとユニフォームに大別。前者は16~18インチ。後者は14インチ以上でした。
  • ・ウィング・パール
  • Wing pearl
  • 淡水貝の蝶番付近にできる鳥の翼状の真珠を言います。
  • ・うすまき
  • thin nacre
  • うすまき珠のこと。真珠業界では、はがきの厚さ(0.25ミリ)以下がうすまきと言われています。強い光で核が見えるか見えないかのボーダーラインは0.3ミリであり、言われている根拠です。単に核が透けて見えるということでなく、うすまきだと、剝れる、変色する、褪色するという品質変化が起きます。
  • ・エンドスコープ
  • endoscope
  • 孔あけしてある天然真珠と養殖真珠の構造上の特性からその違いを見極める鑑別用機器として、1920年代にヨーロッパで開発されました。現在では、核を入れない養殖真珠もあり、判別に用いることはできません。
  • ・オイスターパール
  • Oyster pearl
  • カキから産出される天然真珠。
  • ・大珠(おおだま)
  • bigger sized pearl
  • アコヤ真珠の直径8.0ミリ以上の珠。これ以下は6.0以上8.0ミリ未満を中珠、5.0以上6.0ミリ未満を小珠、5.0ミリ未満を厘珠(りんだま)、3.0ミリ未満を細厘珠(さいりんだま)と呼びます。
  • ・オーバル
  • oval
  • 幾何学では卵形や長円、あるいは楕円に似た曲線のことを言い、楕円形の真珠を指します。
  • ・オーロラビューアー
  • Aurora-viewer
  • 反射と透過の干渉色が見られる専用の装置。真珠を装置に固定し見た場合、より多くの色が鮮やかに真珠の半球に出ていれば「テリ」の良い真珠と判断できます。
  • ・オスメニアパール
  • osumenia pearl
  • 半球状の真珠光沢を放つ貝殻加工製品。オウムガイ(Nautilus Pompiluis)の貝殻彎曲部を切り出し、貝殻外殻部を除去して、内殻部の真珠層を露出させて作ります。
  • ・オビエド・パール
  • Oviedo pearl
  • 1520年頃パナマで、スペインの歴史家・オビエドにより買い取られた26ctの真珠。
  • ・オペラ
  • opera
  • チョーカーの2倍、約80センチの長さのネックレス。
  • ・尾張真珠(おわりしんじゅ)
  • Owari pearl
  • アサリなどから採れた珠の総称。『本草綱目』に曰く「…色濁白にして光彩なし、あるいは黒色を帯るものあり、アサリ、ハマグリ、アカガイ等の珠に…」とあります。貝殻構造が真珠層ではないため、真珠光沢がありません。
  • ・オンス
  • ounce
  • ヤード・ポンド法の質量単位。1オンスは1ポンドの16分の1、28.35g。天然真珠の時代、真珠の売買の単位として用いられていました。
  • <か>
  • ・貝殻(かいがら)
  • shell
  • 貝体の外部を覆っています。アコヤガイ等の場合、一番外の層は薄い有機質の殻皮層で、その下に稜柱層が発達しており、内層の真珠層は貝の内臓に接触しています。
  • ・貝掃除(かいそうじ)
  • shell cleaning
  • ツリガネムシ、ケツボカイメン、カサネカンザシ、サラサフジツボ、ユウレイボヤ、スエヒロクダコケムシ…これらアコヤガイの貝殻に付着する動物たちは、貝殻の開閉の邪魔をするだけでなく、肝心の餌であるプランクトンまで奪ってしまうため、定期的に貝殻の掃除をしなければなりません。
  • ・外套膜(がいとうまく)
  • mantle lobe
  • 貝の体を覆っている薄い膜。貝と言う動物がすべて持っている一種の臓器であり、この外套膜が貝殻を作ります。近代になって動物学の発達により、この薄い膜が海水からカルシウムを濃縮して固い貝殻を作る役目を担っていることが発見されました。
  • ・貝パール(かいパール)
  • shell pearl
  • 貝養殖に使う核の上に塗料を塗布した模造真珠。「人工真珠」の表示が義務付けられています。昭和40年代に現れ、核の縞模様が透けて見えることから本物と間違える事件が起き、公正取引委員会が模造真珠には販売時にその旨を表示するように勧告が出されました。
  • ・ガイヨパール
  • Gayo pearl
  • タイラギカイから産出される天然真珠。
  • ・貝類(かいるい)
  • shellfish
  • 軟体動物の大部分を占め、世界中の種類は約10万といわれ、日本産貝類は約4500種が知られており、世界有数の貝の産地です。
  • ・火炎構造(かえんこうぞう)
  • flame structure
  • コンクパールの表面に現れている独特の構造で、燃えている炎のように見えることから名付けられました。
  • ・核(かく)
  • nucleus
  • 養殖真珠の芯にあたり、貝の手術時にピースと共に貝体内へ人為的に挿入します。淡水産のドブ貝の貝殻から作ります。
  • ・カクテル・ネックレス
  • cocktail necklace
  • 真珠の連で、真珠と真珠の間に貴金属や他の宝石を組み込んだネックレス。
  • ・片孔(かたあな)
  • half drilled
  • リングなどの細工品に使用するために真珠の片方だけ孔をあけたものを指します。きずの位置を確認して、きずが隠れるように珠の3分の2まで孔をあけます。
  • ・加法混色(かほうこんしょく)
  • additive mixture
  • 赤、緑、青から成る光の3原色の混合による色の表現法で、色を重ねるごとに明るくなり、三原色の均一な混合は白になります。テリの良い真珠の干渉色はピンクとグリーンが共存し、これらの色光が重なっていますので明度は高くなり、一種の透明感として認識されます。
  • ・カラスガイ
  • 学名 Cristariaplicata
  • 湖沼にすむ大型の黒いイシガイ科の二枚貝。分布は中国を中心にロシア、朝鮮半島、日本に及ぶ。殻の長さは20センチ。中国で淡水養殖の母貝として使用されましたが、品質が劣ったため、1990年代ヒレイケチョウガイに代わられました。
  • ・カルチャード・パール→養殖真珠
  • cultured pearl
  • ・カワシンジュガイ
  • 学名 Margaritifera laevis
  • 北海道から本州の里山の河川で見られる大型の淡水産二枚貝。貝殻内面は美しい真珠光沢をもつ。 多くの種が環境省や各自治体のレッドリストに記載される状況となっています。
  • ・干渉(かんしょう)
  • interference
  • 光という波が真珠層にあたり、表面で反射する波と、中に入ってから反射して出てくる波が合流しますが、そこに干渉が起こります。真珠層に見られるピンクやグリーンは、この干渉から生み出された色です。
  • ・干渉色(かんしょうしょく)
  • interference color
  • 微細な、電子顕微鏡でしか見ることのできない構造に起因する光が作り出す色。熱帯魚のネオンテトラの青、南米に棲息するモルフォ蝶の青、コガネムシの緑等、どれもが鮮やかに光り輝く色であるのがこの干渉色の特徴。真珠のピンクも、構造に起因する光が作り出す色であり、干渉色の代表的存在です。
  • ・含浸(がんしん)
  • iimmpregnation
  • 樹脂等の補強材を真珠内部の空隙(くうげき)に入れることを言います。これによって真珠層の内部の強化を図るのが真珠科学研究所で行っている「マイクロ・パーマネント」です。
  • ・キズ
  • flaw
  • 真珠の生成過程の中でできてしまうものを指します。固いものにぶつけてできたもののことではなく、大小、凹凸等形態は様々であり、貝の衰弱に起因した一種の分泌異常によりできます。
  • ・機能クロス(きのうクロス)
  • function cross
  • 「真珠の手入れは簡単です。とにかく拭いてから仕舞ってください」と言っても厳密には、化粧品や人のアブラ等の汚れを一瞬で拭き取るには、それなりの機能を備えたクロスを用いた方が良い、というわけで真珠科学研究所は「真珠てりクロス」、「真珠クリーニングクロス」、また、荒れてしまった表面を取り去るための「真珠リフレッシュクロス」などの商品を開発しています。手入れの重要性を商品で啓蒙しています。
  • ・機能ケース(きのうケース)
  • function case
  • 真珠に密着して極細繊維で汚れを吸収し、さらにつやが出る等の機能を持ったケースです。真珠科学研究所が販売している「パールキーパー」「珠手箱」などの機能ケースがあります。これらの機能ケースには湿度調整剤が入っていますので、このケースの中が湿気てくると湿度調製剤「パールソーブ」が空気中の水分を吸収し、逆に乾燥してくると水分を空気中に放出し、真珠に最適な湿度を保つ機能を持たせています。
  • ・金色(きんしょく)
  • gold
  • アコヤガイから採れる濃い黄色の珠のこと。貝が活力があり、元気な時にできると考えられています。
  • ・クオホッグパール
  • Quahog pearl
  • ホンピノスガイから産出される天然真珠。
  • ・クラスプ
  • clasp
  • ネックレスを連結するために使用される金具。
  • ・グラデュエーション
  • graduation
  • 真珠のネックレスを組む際、中央に大きい珠を配置し、左右対称で徐々に小さい珠で組んでいくこと。
  • ・クラムパール
  • Clam pearl
  • ハマグリから産出される天然真珠。
  • ・クリーニング&エステ
  • cleaning&esthetic
  • 真珠科学研究所が提唱している真珠の手入れ法。真珠の外側をきれいにするのがクリーニングでパールリフレッシャー等の機器を使用し、真珠の内側を補強し美しい状態を持続させるのがエステで、マイクロ・パーマネントで耐久処理します。
  • ・グリーン味(グリーンみ)
  • 赤味と同じ現象で生まれる色合い。
  • ・グレーディング
  • grading
  • 品質評価のこと。PSLパールグレーディングシステム(真珠科学研究所)では、品質評価の構成要素を①テリ②キズ③面④かたち⑤まきの5項目としています。
  • ・クロ貝(くろがい)
  • すでに手術され核とピースが入っている貝。玄貝とも言います。
  • ・クロチョウガイ(黒蝶貝)
  • black-lipped pearl oyster|学名 Pinctada margaritifera
  • インド洋、太平洋など広い海域に生息し、日本では紀伊半島以南、特に沖縄の石垣島は有名。大型種で、水深10数メートル以上の水通しの良い珊瑚礁や岩礁で着生します。
  • ・クロチョウ干渉色(くろちょうかんしょうしょく)
  • ササンゴ礁の至宝、クロチョウ真珠。その最高峰がピーコックグリーン。このグリーンも光り輝く干渉色です。注意深く観察するとホワイト系アコヤ真珠はピンクの干渉色が珠の中心部から滲み出てくるのに対し、クロチョウ真珠のピーコックグリーンは珠の周縁部に滲みでます。
  • ・クロチョウ吸収
  • クロチョウガイおよびクロチョウ真珠の有色真珠層は、分光光度計で計測しますと、400nmと500nm、700nmに固有の吸収があり、これを「クロチョウ吸収」と呼んでいます。1970年代に真珠科学研究所の小松博が発見しました。
  • ・ケシ
  • 芥子の種子のように小さな真珠の総称。その生成は複雑であり、偶然によるもの、“ピース”が核から離脱してできるもの等があります。天然真珠の範ちゅうに入る「シード」との判別は不能。
  • ・顕微鏡(けんびきょう)
  • microscope
  • 真珠鑑別にも顕微鏡は必須の機器です。真珠用には落射型光学顕微鏡、あるいは金属型光学顕微鏡と言われるタイプが使われます。真珠の表面を100倍に拡大すると固有の結晶成長模様が見えます。この模様は人間の指紋と似ており、一個一個の真珠はすべて違います。
  • ・減法混色(げんぽうこんしょく)
  • subtractive mixture
  • 塗料や染料の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)を等量で混ぜ合わせると黒色になります。クロチョウ真珠の黒さは、黒い色素によるものではなく、赤褐色・緑褐色・黄褐色の三つの含有色素の配合によると言われています。
  • ・硬度(こうど)
  • hardness
  • 宝石の硬さを表すのによく使われるのがモース硬度。滑石が1、石膏が2、方解石が3で鋼玉が9、最も硬いダイヤモンドが10です。真珠は主成分が霰石であるから方解石に近く3.5~4.5と言われています。この3.5~4.5という数字の裏には二つの特性が隠れています。ひとつは真珠はダイヤモンド、ルビー、サファイアなどと較べると極めて柔らかいという事です。両者がもろにぶつかったら疵がつくのは真珠だけです。いまひとつ、真珠層を構成する結晶層やたんぱく質の状況如何で硬さは変わってきます。テリの強弱、処理の有無で±30%位の差があります。モース硬度の他には、ビッカース硬度などがあります。
  • ・ゴールドリップ
  • goldlip
  • 南洋真珠が採れるシロチョウガイのうち貝殻の内側、すなわち真珠光沢を有している側、その光沢部の縁の部分が黄色い貝のことを呼びます。インドネシア、フィリピン、ミャンマーの海に生息するものの大半がこのゴールドリップ。この貝をピース貝として使うとゴールド系の珠が出来ます。
  • ・越物(こしもの)
  • 1年以上養殖した真珠を言います。年を越すことから名付けられました。これに対し1年以内(約10か月)の養殖のものを当年物と言います。
  • ・湖水真珠(こすいしんじゅ)
  • lake pearl
  • 淡水真珠をこう呼ぶこともあります。→淡水真珠
  • ・小珠(こだま)
  • smaller sized pearl
  • 直径5.0ミリから6.0ミリ未満のアコヤ真珠。
  • ・コンクパール
  • conch “pearl"
  • ピンク貝(strombus gigas)から採れる天然真珠。構造から言うと真珠ではなく、カンマ付きで表記されますが、パールなる名称はその美しさとヨーロッパの数千年の宝飾の歴史の中で市民権を得ているからであり、国際的に認められた唯一の例外品。炎のような表面が美しい。
  • ・コンバーチブル・ネックレス
  • convertible necklace
  • ネックレスとブレスレットをつなげて使うと長いネックレスになるもの。分けて使用することも可能。
  • <さ>
  • ・サークル珠
  • circle pearl
  • はちまき珠とも呼ばれ、側面を1本または複数の溝が取り巻いている真珠のことを言います。シロチョウ真珠やクロチョウ真珠に多く見られます。
  • ・サーチライト法
  • 強い光を真珠にあててその色を見る方法です。着色黒真珠とクロチョウ真珠の見分けに威力を発揮し、前者が主としてチョコレ-ト色になるのに対し、後者のクロチョウ真珠は珊瑚礁のような緑を帯びたブラックに変わります。また、加工キズ、層われなどの欠陥検査にも用いられます。
  • ・サイズ
  • size
  • 直径をミリメートル(mm)で表しますが、真珠科学研究所の鑑別書は小数点以下1桁まで表記します。ネックレスの例ですと、クラスプ近辺から中心部へ7.5-8.0mm等と記し、リングの例では直径最小値を8.0mm等と記入します。
  • ・細厘珠(さいりんだま)
  • アコヤ真珠の3.0ミリ未満の真珠のこと。
  • ・サウス・シー・パール → 南洋真珠
  • south sea pearl
  • ・三角貝(さんかくがい)
  • Trigonacea
  • ヒレイケチョウガイの俗称で、その形状からこう呼ばれます。→ヒレイケチョウガイ
  • ・三原色(さんげんしょく)
  • three primary color
  • 塗料と光では3原色が異なります。塗料の3原色は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)であり、光の3原色は、赤(R)、緑(G)、青(B)です。真珠の色には、色素や有機物、稜柱層あるいは“調色”に使われる染料など物質の色があり(実体色)、また「テリ」なる現象で現れる光の色(干渉色)の2種類があります。無限とも言うべき真珠の色の多様性の理由です。
  • ・散乱(さんらん)
  • scattering
  • 波がその波長にくらべてあまり大きくない障害物にあたったときに、それを中心として周囲にひろがっていく波ができる現象のことを言いますが、真珠にとっては、光という波が真珠の中に入っていった時、中でどの位散乱を起こすかにより、透明感が違ってきます。これは真珠層のきめの細かさの違いです。透明感のある真珠は、日本のアコヤ真珠がその典型ですが、この気品ある透明感こそが宝石としての証しなのです。この透明感は日本の海の四季のメリハリが作るといわれます。
  • ・シードパール
  • seed pearl
  • 19世紀のヨーロッパで若い女性が身に着けた小粒のパール。このパールで花や渦巻き模様を描き出したのがシードジュエリーですが、19世紀後半に衰退しました。
  • ・仕立て(したて)
  • 手術時のショックに耐えられるようにアコヤガイに一種の全身麻酔をかけることで、抑制とも言います。水の入りにくい特殊な篭に貝をギュウギュウに押し込めると、貝にとって流れのないところに居るため、一種の冬眠状態になり手術時のショック(異常生体防衛反応)を起こす貝が減ると言われています。クロチョウガイ、シロチョウガイは行いません。
  • ・実体色(じったいしょく)
  • body color
  • 真珠層を構成しているたんぱく質の色を主として言い、貝それぞれの色素によるもの。例えば、アコヤ真珠は黄色、クロチョウ真珠はグリーンやレッドと言うように。真珠の色は大別して、この実体色と干渉色で成ります。
  • ・湿度調整剤(しつどちょうせいざい)
  • humidity control agent
  • 真珠の品質低下に湿度が大きな影響力を持っており、各種の割れ、亀裂、光沢鈍化はすべてに湿度がからんでいます。高湿度、低湿度、あるいは一日、一年のサイクルでの急激な湿度変化が品質劣化を起こします。この湿度調整剤を真珠の保管ケースに入れるとケース内の湿度を調整しながら、理想的な環境が作られます。
  • ・ジ二・パール
  • zinni pearl
  • ジニガイ産の天然真珠。ペルシア産で、色は黄色を帯びています。
  • ・しみ抜き(しみぬき)
  • 真珠層と核の間に存在する褐色の異物をしみと言い、真珠に孔をあけ、その孔を通して薬品を深く浸透させ、しみの褐色を無色化することをしみ抜きと言います。別名、漂白とも言います。
  • ・条線模様(じょうせんもよう)
  • surface pattem
  • 真珠の表面には平行、渦巻、同心円状、または不規則な成長模様があり、それを指します。生きた貝の中で形成された真珠層からなる真珠はすべてあります。成長模様を確認するのには50~100倍の顕微鏡が必要です。
  • ・正倉院宝物真珠(しょうそういんほうもつしんじゅ)
  • pearls of the Shosoin
  • 正倉院に保存されている真珠は4158個、そのうち3830個が大仏開眼会で聖武天皇・光明皇后らが使用されたという礼服御冠残欠に属しています。宝物真珠はすべて海水産貝から採れた天然真珠であり、大半はアコヤガイ産であったとの報告があります。
  • ・縄文真珠(じょうもんしんじゅ)
  • joumon pearl
  • 福井県の三方五湖近くにある鳥浜貝塚から1986年に発掘された日本最古の真珠。大きさは長径15.6ミリ、短径14.5ミリ、厚さ10.0ミリで形は半球状。分析結果から淡水産二枚貝を母貝とする天然真珠ということがわかっています。縄文時代は5500年前。出土地から鳥浜真珠とも呼ばれています。
  • ・シルバーリップ
  • silver lip
  • シロチョウガイの貝殻真珠層部、その縁が黄色くないものを指します。オーストラリアの海にこの種類が多い。まったく黄色味のない真珠が採れます。名づけてシルバー系真珠。
  • ・シロチョウガイ(白蝶貝)
  • 学名Pinctada maxima
  • いわゆる南洋真珠を作る貝。30センチ以上に達するものもある大型種。奄美大島以南からオーストラリアまでの広い海域に生息。殻は大きく厚く、真珠層が美しいので真珠養殖のはるか以前より、工芸品、ボタンの材料として採取されていました。それ故この貝殻のことを「mather of pearl」と呼びます。主にオーストラリア産の黄味のない貝をシルバーリップ(silver-lipped pearl oyster)、インドネシア、フィリピン産をゴールドリップ(gold-lipped pearl oyster)と呼びます。
  • ・シロチョウ真珠(しろちょうしんじゅ)
  • シロチョウガイから産出される真珠。
  • ・真円真珠(しんえんしんじゅ)
  • round pearl
  • 真珠の外形が完全な球体に近い真珠。PSLパールグレーディングシステムでは、真円の定義は、【変形度=(1-最短径/最長径)×100】なる式より0~2%台をラウンドと規定しています。
  • ・人工真珠(じんこうしんじゅ)
  • simulated pearl
  • 真珠核に真珠箔を塗装して仕上げたものを言います。中心が貝であるために貝パールとも言われます。
  • ・真珠(しんじゅ)
  • pearl
  • 真珠を各機関は次のように定義しています。 <真珠とは生きた貝の体内で形成される生鉱物であって、かつその外観し得る部分の構成物質が真珠貝貝殻の真珠層(「アラゴナイト」と呼ばれる炭酸カルシウムの結晶と、「コンキオリン」と呼ばれる有機基質の層状構造)と等質であるものをいう>(社団法人日本真珠振興会による2009年版「真珠スタンダード」より)
    <真珠とは生きた真珠貝の中で球状または半球状(多少の変形を含む)に形成される代謝生産物であって、かつ、その外見しうる部分の主たる構成物質が、真珠貝の真珠層と等質であるものをいう。なお、その内部に貝殻質から作られた核を含むか否かは関係ない。この場合、真珠貝中におけるその形成契機に、全く人為的な要因を含まないものを「天然真珠」といい、その契機を人為的に与えられるものを「養殖真珠」という>(真珠養殖事業法に基づく農林水産省の真珠の定義より)
    <「真珠」とは、真珠を作る貝のみが持つ、固有の器官である真珠袋の中で形成された代謝生産物で、その外観し得る部分およびその内層の主たる構成物質が真珠層であるものをいう>(「PSLパール グレーディング システム」における真珠の定義より、2008年、真珠科学研究所) <天然真珠とは貝の内部に全く偶然に(何ら人間が関与せずに)分泌形成されたもので、有機物(コンキオリン)と炭酸カルシウム(主としてアラゴナイト)が同心円状に層をなし、最外層が真珠光沢を有しているものをいう。養殖真珠とはその目的で飼育された母貝の内部で分泌形成された真珠光沢を有する物質で、有機物(コンキオリン)と炭酸カルシウム(主としてアラゴナイト)が同心円状に層をなす最外層を持つ。真珠層の分泌は生きた貝そのものの代謝形成で起こり、人間はそのきっかけを与えるにすぎない。また内部の核の有無は問わない>(CIBJO国際貴金属宝飾品連盟の規定集「パールブック」1985年より)
  • ・真珠鑑別鑑定書
  • pearl grading report
  • 真珠科学研究所の真珠鑑別鑑定書は、PSLパールグレーディングシステムに則り発行されており、パールマークやギャランティマーク、オーロラ実写画像が添付され、各真珠により定められた次の「最高品質シリーズ」と「テリ最強シリーズ」の特別呼称が付けられているものです。
  • <アコヤ真珠:最高品質シリーズ>
  • オーロラ アコヤクィ-ン
  • Aurora Akoya-quene
  • クリーム系&その他の系のアコヤ真珠の最高品質に付けられた特別呼称。この色の真珠は品質的に素晴らしいものが多い。その理由は健康で元気な貝であり、そうであれば、まきは厚く、キズは出にくいからです。
  • オーロラ 彩雲珠 (おーろらさいうんだま)
  • Aurora Saiundama
  • ブルー系アコヤ真珠の6ミリ未満のサイズに対して付けられた特別呼称。アコヤ真珠の中でブルー系の出現率は僅少(8%位)のため3、4ミリというサイズのなかの最高品質クラスは「極く極く」僅少。
  • オーロラ 彩凛珠(おーろらさいりんだま)
  • Aurora Sairindama
  • ホワイト系アコヤ真珠の6ミリ未満のサイズに対して付けられた特別呼称。語源は「細厘珠」で、かつての分厘の時代、直径3ミリ未満の珠をこう呼んでいました。テリが放つ輝きが、首筋に沿って一本の光のラインが描かれ、凛と輝く、光が演じる色彩の帯とも形容できるのです。
  • オーロラ 天女(おーろらてんにょ)
  • Aurora Tennyo
  • オーロラ花珠の中で特にテリが際立っていることを強調する特別呼称。その具体的な証は、輝度分布値を測定する装置で最高値の90%以上を示すこと、反射干渉光の放つ色模様が、赤から緑まで3色以上鮮やかに出現することの2つの必要十分条件を備えていることに示されます。
  • オーロラ 花珠 (おーろらはなだま)
  • Aurora Hanadama
  • ホワイト系アコヤ真珠に付けられた特別呼称。「はな珠」は最高品質のアコヤ真珠を指し、「花珠」「華珠」とも書く。語源は「端珠」にあり、漁師言葉で先端あるいはトップのことを「端(はな)」というところからきていると言われています。真珠科学研究所では花珠の「花」を「桜の花」にイメージを置いています。
  • オーロラ 真多麻 (おーろらまだま)
  • Aurora Madama
  • ブルー系アコヤ真珠に付けられた特別呼称。「真多麻」は万葉集で詠われる真珠の呼び名の一つにちなんでいます。海から揚がったままの何ら人為的処置を施していないブルー系真珠にふさわしいからです。
  • <白蝶真珠:最高品質シリーズ>
  • オーロラ ヴィーナス
  • Aurora Venus
  • シルバー系シロチョウ真珠の特別呼称。その特質は、直径13ミリが平均値というサイズであり、アコヤ真珠の4倍の表面積が面の滑らかさとなっています。またテリはいぶし銀のような輝きです。
  • オーロラ 茶金(おーろらちゃきん)
  • Aurora Chakin
  • ゴールド系シロチョウ真珠の特別呼称。以前よりゴールド系シロチョウ真珠の最高品質を表す言葉として一部の間で使われていた造語。「クリーミィピンク」と英語では言い、彩度が高く、鮮やかな干渉色をだします。
  • <黒蝶真珠:最高品質シリーズ>
  • オーロラ ラグーン
  • Aurora Lagoon
  • グリーン系クロチョウ真珠の特別呼称。この真珠のタンパク質には緑と赤のふたつの色素が含まれ、表面付近には赤や緑の光彩があふれています。緑の色素が多く含まれ、光がより多く緑の光彩を作った場合、その外観は緑と緑が合わさって、珠の芯から湧き出るような、深みのある緑色の真珠となります。それは、刻々と変わるタヒチのサンゴ礁の色が、ある瞬間、太陽の陽射しと海の深さの相関でエメラルドグリーンに輝くのと同じです。
  • <アコヤ真珠:テリ最強シリーズ>
  • オーロラ ボレアリス
  • Aurora Borealis
  • アコヤ真珠の中でも、ブルー系のバロック形状に対するテリ最強の特別呼称。オーロラ・ボレアリスとは“オーロラ”の正式名です。ブルー系バロック珠は、転がすたびに緑や青が現れ、あるいは赤や橙が現れるという色彩変転が著しい。
  • オーロラ ロゼ
  • Aurora Rose
  • アコヤ真珠の中でピンクの干渉色がひときわ強く出ているものに対するテリ最強の特別呼称。真珠層の中で光のみが作るこのピンク色は、100%に近い鮮やかさを有しています。
  • <白蝶真珠:テリ最強シリーズ>
  • オーロラ スターダスト
  • Aurora Stardust
  • ブルー系シロチョウ真珠のバロック珠のテリ最強の特別呼称。この真珠が放つ光彩は、宇宙を旅する小惑星を連想させます。この真珠のテリはいぶし銀のような、真珠層の遥かな深みから滲み出るような柔らかさがあります。
  • オーロラ フェニックス
  • Aurora Phoenix
  • テリ最強シリーズシロチョウ真珠シルバー系の特別呼称。テリという現象は真珠層のミクロな構造が光と相まって作られます。構造起因の現象ですから褪色・変色とは無縁です。/li>
  • オーロラ ムーンレインボー
  • Aurora Moon-Rainbow
  • ゴールド系シロチョウ真珠のテリ最強の特別呼称。シロチョウガイのゴールドリップ系を使えば、黄色色素による黄色い珠の出現は比較的容易ですが、いま一つの条件「テリ最強」が加わった時、輝きが現れ、虹が現れ、「真珠」は「ムーンレインボー」に変身します。
  • <黒蝶真珠:テリ最強シリーズ>
  • オーロラ オーシャンブルー
  • Aurora Ocean blue
  • ブルー系クロチョウ真珠のテリ最強の特別呼称。黒い真珠層だけで形成されています。
  • オーロラ ピーコック
  • Aurora Peacock
  • クロチョウ真珠のテリ最強に付けられた特別呼称。1970年代から養殖の成功により市場にクロチョウ真珠が登場しましたが、テリの素晴らしい珠について生まれた言葉です。珠の周縁部に現れる鮮やかな緑や赤の色が孔雀(ピーコック)の羽を連想させたからでしょう。
  • オーロラ 南太平洋に浮かぶ真珠の島々(おーろらみなみたいへいようにうかぶしんじゅのしまじま)
  • マルチ系クロチョウ真珠ネックレスに対するテリ最強の特別呼称。
  • ・真珠婚式(しんじゅこんしき)
  • 結婚30周年目の記念日。
  • ・真珠層(しんじゅそう)
  • nacreous
  • 貝あるいは核の上に巻かれた真珠構造を持つ層を主としたさまざまな分泌生成物の総称。厚さ約0.2から0.5ミクロンの霰石結晶と有機基質の薄膜より構成された薄板が貝殻内表面に平行に累積したもの。真珠層構造の垂直断面は、煉瓦塀のような構造を示し、有機基質はセメントに例えられます。
  • ・真珠の耳飾りの少女
  • 17世紀のオランダの画家フェルメールの代表的な作品。クック諸島には同作品が描かれた真珠入り5ドルコインがあります。
  • ・真珠袋(しんじゅぶくろ)
  • pearl sac
  • 真珠養殖は貝体内に核とピースを入れますが、このピースが真珠袋として成長し真珠を作る一種の臓器になります。
  • ・真珠養殖用核(しんじゅようしょくようかく)
  • 貝殻を丸く加工して、真珠を作る一種の型。この核を入れると真珠ができるという間違った認識が普及してしまいました。真珠を作るのはピースから成長した真珠袋です。核の役割は、その形になることで、四角い核を入れれば四角い真珠ができることになります。
  • ・真珠様物質(しんじゅようぶっしつ)
  • 貝殻を作る貝は、すべて“真珠”を作る能力を持っていますが、真珠層を持たない貝からできる“真珠”をこのように呼びます。真珠層がないので輝きはなく、代表例として、アサリ、ハマグリ、ホタテガイ、カキなどがあげられます。
  • ・人造真珠(じんぞうしんじゅ)
  • artificial pearl
  • 人工真珠及び模造真珠を合わせて人造真珠と言います。養殖真珠に酷似した人工品の出現により、1968年(昭和43年)に公正取引委員会から告示が出され、人工真珠または模造真珠と明確な表示をすべきと規定されました。人工真珠は主として真珠核に真珠箔を塗装したものを言い、模造真珠はガラスもしくはプラスチック製丸球に塗装したものを言います。
  • ・スキャロップパール
  • scallop pearl
  • ホタテガイから産出される天然真珠。真珠層構造を持たず、微小なカルサイトの葉状構造から構成されており、そのため、真珠の表面にはブロック模様が見られます。色は貝殻と同様なホワイトやバイオレットなどです。
  • ・すそ珠
  • 浜揚げ珠の低品質のものを指す。量的には大部分を構成します。品質の出現比を三角形に表しますが、“花珠”“胴珠”“裾珠”の言葉はそれが女性の姿の図案化であることを示唆しています。
  • ・スリークオーター・パール
  • three quarter pearl
  • 真珠球形の1/4が欠如した形状のもの。主として貝殻内面に球状の核を貼り付けて作る一種の半形真珠。
  • ・石灰化層(せっかいかそう)
  • アコヤガイやアワビの貝殻の内面はキラキラと虹のように美しい。これは真珠層という特別な構造のためです。石灰化層にはこのほか、いろいろな構造の層があります。稜柱層、葉状層、交差板層、粒状(均質)層・繊維状層などです。
  • ・セミバロックパール
  • semi-baroque pearl
  • 完全に不定形ではなく、やや球状を残しているもので、セミラウンドパールとバロックパールの中間の真珠を指します。
  • ・セミラウンドパール
  • semi-round pearl
  • 真珠の球形がラウンドではなく、やや欠けているもの。
  • ・選別(せんべつ)
  • 真珠は、全ての加工段階で選別が伴います。浜揚げ珠を加工しようとする時どのような孔をあけるかと言う選別も一例で、リング、ブローチ等の細工品用に半分まであけるか、ネックレス用に貫通にするかを分けます。キズの少ない、ラウンドのテリの良い珠は優先的に片孔です。この選別は従って一個の珠の全面を見なければなりません。この作業を加工のプロたちは1時間に1万個選別します。その他に、脱色選別、調色選別、キズ選別等があり、それぞれの選別特性に応じて、光線、照度が工夫されています。
  • ・挿核(そうかく)
  • nucleus inserting
  • 核を貝体内に入れることで、核入れとも言います。専門的には挿核手術といい、生殖層まで核とピースを挿入すること。
  • ・挿核器具(そうかくきぐ)
  • 開口器、先導メス、ピース針等、核入れ作業に使用する器具。
  • ・足糸(そくし)
  • 足の基部の足糸腺から分泌された糸状のもので、これで貝は岩礁などに付着します。俗にキヌイトとも言い、貝の活力判定に、この足糸の分泌力、再生度をもって指標にする場合が多い。
  • <た>
  • ・第三の真珠サトウパール(だいさんのしんじゅ)
  • 核に鉛系物質を使用し、特殊な方法で透明アクリル樹脂を巻き、中に雲母系顔料を入れます。従って、剝れることもなく美しさを半永久的に維持できる高級模造真珠。人間の手で美しい真珠は作れないかと1962年に研究に着手、天然、養殖に次ぐ第三の真珠として1964年に製品化に成功しています。
  • ・タヒチ・パール
  • Tahitian pearl
  • 南太平洋タヒチ島近海のクロチョウガイから採取されるクロチョウ真珠を言います。
  • ・淡水真珠(たんすいしんじゅ)
  • freshwater cultured pearl
  • 河川、湖沼に生息するイケチョウガイ、ヒレイケチョウガイ等を母貝として養殖された真珠。淡水養殖真珠とも言います。
  • ・茶金(ちゃきん)
  • ゴールド系真珠の最高峰。黄色と言うより橙色に近い。「ちゃきん」と読む。真珠科学研究所が発表した『グレーディングシステム』の中で決められた品質基準をすべてクリアしたゴールド系シロチョウ真珠の最高品質ギャランティの特別呼称。→オーロラ茶金参照
  • ・中珠(ちゅうだま)
  • middle sized pearl
  • 直径6.0ミリから8.0未満のアコヤ真珠。
  • ・超極細繊維(ちょうごくさいせんい)
  • Microfiber
  • 通常の繊維の10分の1以下の細い単糸の集合であるこの繊維は、水と油を瞬時に吸い取るため、真珠の手入れ用クロスとして理想的な繊維。
  • ・チョーカー
  • choker
  • ネックレスの長さは16インチ(約40センチ)が基本で、チョーカーと呼び、チョーカーの約1.5倍がマチネ、約2倍がオペラ、約3倍がロープと呼ばれます。
  • ・ツインパール
  • twin pearl
  • 2個の真珠が連結した形で切れ目がなく、すべてに真珠層で覆われているものを言います。
  • ・テリ
  • Teri
  • 真珠で起きる光の干渉現象の総称です。干渉の色と輝度から現わします。
  • ・てり出し(てりだし)
  • ここで言うてり出しのてりの意味は、テリではなく艶のこと。テリは真珠の中から出てくる光沢、艶は表面の光沢を指す。表面に出来た微細な凸凹を除去するのですが、真珠層を一層剥いて新しい層を出し、次にクロスなどで拭いて艶を出します。
  • ・天然真珠(てんねんしんじゅ)
  • natural pearl
  • 貝の中で偶然が偶然を呼んでできあがった産物。人類が最初に出会った宝石。
  • ・同種間移植(どうしゅかんいしょく)
  • 移植片を取る貝とそれを受ける貝が同じ種族の場合をいう。現在の真珠養殖は殆どがこれに該当します。
  • ・どう珠
  • 胴珠と書き、浜揚げ珠の一定品質のものを指す。浜揚げ時における真珠の品質を量との関係で表すと三角形になり、頂上付近が「花珠」で数パーセントしかなく、低品質は底辺部分に該当。その中間に属する量的にもっとも多いものを、胴に該当させてこのように言います。
  • ・当年物(とうねんもの)
  • one year pearl
  • 養殖期間が1年未満の真珠のこと。
  • ・通糸連(とおしれん)
  • string
  • 真珠のネックレスに組む前に、仮糸で糸通しされたもの。業界内ではこの状態で取引することが多い。連とも言い、「つうしれん」と読んでいるメーカーもあります。
  • ・ドッグ・ネックレス
  • dog necklace
  • 犬の首輪をドック・カラーと言い、首にぴったり巻き付くタイプのネックレス。
  • ・ドブガイ貝殻(ドブがいかいがら)
  • 真珠養殖草創の頃、核の材質に何が適するかを巡って様々な模索が行われました。ガラス、大理石、さんご、瀬戸物等が試みられ、やがてカワボタン科の淡水産二枚貝の貝殻が材質として適していることが分かり、主として米国ミシシッピー河水系に生息する貝の貝殻に依存するようになりました。これらの貝を“ドブガイ”と総称しています。
  • ・ドロップ
  • drop
  • 真珠におけるドロップとは、径の長さが異なり、軸を任意にとった場合左右で対称性のあるものを言います。またパーフェクトドロップとは、PSLパールグレーディングシステムでは連続した対称性を有し短径:長径=1:(1.3~1.6)までのものと定義されています。
  • <な>
  • ・ナクレイン
  • 真珠層を構成するたんぱく質のひとつ。
  • ・ナチュラル・ゴールド
  • natural gold
  • アコヤ真珠、シロチョウ真珠のゴールド系のもので、漂白処理を行うことがあるが、着色処理を行っていないもの。
  • ・ナチュラル・ブルー
  • natural blue
  • アコヤ真珠で核と真珠層の間に入り込んだ有機物の層が、真珠層を通してブルーもしくはグレーに見えるもの。
  • ・ナチュラル・ホワイト
  • natural white
  • いわゆる調色処理を行っていないものの別称。
  • ・ナノテクノロジー
  • nanotechnology
  • ナノとは10-9を意味する接頭語。物理量の単位につけて、nm(ナノメートル)、ns(ナノ秒)、nA(ナノアンペア)などのように使われます。ナノテクノロジーはナノメートルの大きさにかかわる工学・技術のことを指す。ちなみに真珠の場合、真珠層を構成するアラゴナイト結晶層の厚さは0.2~0.6ミクロン、これは換算すると200nm~600nm。
  • ・鞣(なめし)
  • tanning
  • もともとは革が硬くなったり腐食したりしないよう行われる工程のこと。真珠層はカルシウムの小さな結晶(炭酸カルシウムのあられ石結晶)とたんぱく質の薄いシート(層間基質 interlamellar matrix)が交互に何百、何千層と同心円状に積み重なった構造をしていますが、層間基質をなめしによって強化する耐久処理の一方法が真珠科学研究所のマイクロ・パーマネント処理です。
  • ・軟体動物(なんたいどうぶつ)
  • mollusk
  • 巻き貝、二枚貝、イカ、タコなどの動物の分類学上の呼称。頭、内臓嚢、足から成り、からだの主な部分は外套膜でおおわれています。貝殻をもつものが多い。
  • ・南洋真珠(なんようしんじゅ)
  • south sea pearl
  • シロチョウガイ産出真珠を言う。シロチョウガイは真珠母貝の中で最大であり、受精後3年で殻高20㎝余になります。生息地は西南太平洋からベンガル湾にいたる赤道周辺海域。
  • ・ノット
  • knot
  • 真珠のネックレスの糸の結び方のことで、オールノットは、真珠と真珠の間にすべてに結び目を入れる結び方。
  • <は>
  • ・ハーフ・パール
  • half pearl
  • ヴィクトリア時代(イギリス、1893~1901年)に天然真珠を半球状にしてジュエリーを製作していましたが、その半球状の真珠をハーフ・パールと呼んでいました。
  • ・パール・オブ・アジア
  • pearl of Asia
  • ペルシャ湾マスカルで1936年に発見された、76×49ミリ、重さ114グラムの大きさで、インド、ペルシャ、中国の歴代皇室の秘宝とされてきた巨大真珠。 中国の西太后がこよなく愛したと言われています。
  • ・パールマーク制度
  • pearl mark system
  • 品質規格基準を設定し、商品として十分価値を有する真珠であることを検査し立証することを目的にした制度で、PSLパールグレーディングシステムでは、層われ、加工キズなど7項目の品質規格基準を設定しています。
  • ・パールリフレッシャー
  • pearl refresher
  • 真珠のクリーニングに使用する機器、2009年に日本大学工学部と真珠科学研究所が共同開発。真珠のごく表面の軽度、中度の真珠層の溶解を研磨することで、失われた光沢を甦らせます。
  • ・白竜真珠(はくりゅうしんじゅ)
  • ベトナムと中国の間にあるトンキン湾で採れるアコヤの天然真珠を16世紀頃まで、こう呼んでおり、ヨーロッパで有名でした。
  • ・花珠(はなだま)
  • 最高品質のアコヤ真珠を指し「華珠」とも書く。語源は「端珠」にあるようです。漁師言葉でハナ(端)・ドウ(胴)・スソ(裾)・ドクズ(屑)と浜揚げ珠を4分類した時のトップを端珠(ハナダマ)と呼んでいます。⇒オーロラ花珠参照
  • ・浜揚げ珠(はまあげだま)
  • 養殖期間が終わり、海から貝を揚げて内部の真珠を採り出すことを浜揚げと言い、その時点での真珠を指します。
  • ・浜揚げ入札会(はまあげにゅうさつかい)
  • 漁協や漁連が組合員の生産した真珠を販売するために開く。
  • ・バロック
  • baroque
  • 形のいびつな真珠。海と貝の気まぐれであり、自然のいたずらから作られることから、同じ形のものは存在せず、形の妙が楽しめます。
  • ・反射(はんしゃ)
  • reflection
  • 進行波が、進行中の媒質と異なる媒質にあたって方向を変え、もとの媒質中の新しい方向に進む現象。汗などでくもってしまった真珠というのは、その表面が光という波のレベルで見ると凹凸だらけなのであって、結果的に乱反射、拡散反射が起こり、くもった状態に見えます。
  • ・ハンマーマーク
  • hammer mark
  • 業界の造語。表面がハンマーで叩きあげたような状態の真珠を言います。微小な無数の渦巻き成長模様からなっており、どんな研磨法でも直すことはできません。結晶の成長速度が早い時に現れるとされています。
  • ・ピース
  • piece
  • 真珠業界では外套膜移植切片のことを言います。これが貝の体内に入り、本来の機能である貝殻を体内で作ったものが真珠です。従って真珠養殖の最重要な存在であり、専門的にはこの切片の一部を構成する外面上皮細胞だけが増殖して袋状の組織(真珠袋)を作り、真珠が生まれます。
  • ・ピース貝
  • ピースを採取するための母貝。
  • ・光透過装置(ひかりとうかそうち)
  • 一種の照明装置であり、極めて強い光を一カ所に集める仕組みになっています。その仕組みは2種類あり、ひとつはグラスファイバーを使う方式、もうひとつはレンズを使う方式です。真珠の鑑別に必須なのがこの装置で、真珠の聴診器ともいわれます。光透過法、サーチライト法として使われます。
  • ・光透過法(ひかりとうかほう)
  • 光透過装置による使用方法の一つ。強い光を真珠内部に透過させ、浮き出てくる内部の模様や色をもって処理の有無を判断します。例えばナチュラルブルーは真冬の凍てつく空に輝く月のように見え、一方コバルトと称されている放射線処理のブルーは宵の明星のように赤くなります。その他、層われ、核われの欠陥検査で使用されます。
  • ・ピピパール
  • pipi pearl
  • タヒチ島付近の浅い海域から採取される2ミリから5ミリのアコヤガイの仲間の貝から産出される乳白色の真珠。
  • ・ヒレイケチョウガイ(ヒレ池蝶貝)
  • triangle mussel|学名 Hyriopsis cumingii
  • イケチョウガイの近似種であり、中国の長江(揚子江)流域に生息し広大な地域で大量に養殖されている淡水真珠の母貝。三角貝と俗称で呼ばれることもあります。
  • ・ビワパール
  • 滋賀県の琵琶湖で養殖されている淡水真珠を言います。母貝はイケチョウガイ。1950年代から生産が始まり、ピーク時に年間6トンあった生産量は、80年代後半から水質の悪化や外来魚の出現で激減したと言われています。
  • ・ピンクガイ
  • Queen conch|学名 Strombus gigas
  • 西インド諸島を含むカリブ海全域に生息するコンクパールの母貝。巻貝でピンク色をしています。
  • ・フェザーパール
  • Feather pearl
  • カワシンジュガイから採れる天然真珠で、鳥の羽に似た形状が特徴です。
  • ・仏像真珠(ぶつぞうしんじゅ)
  • Buddha statue pearl
  • 外套膜が自ら貝殻を形成していく働きを利用し、仏像の形にした核を貝殻内面と外套膜の間に貼り付け、この上に真珠層が分泌されることにより作り出されます。中国では湖に生息するカラス貝を使用し作りますが、その歴史は古く、記録では11世紀の初めまでさかのぼります。
  • ・ブラックリップ
  • black lip
  • クロチョウガイのこと。この貝の貝殻光沢部の縁は特有の黒色系をしているが故にそう呼ばれますが、ブラックではなく、グリーンとピンクあるいはイエローがまざっています。それを裏付けるのがこの貝から採れる最高峰の珠、ピーコックカラーと言う呼び名です。
  • ・ブリスター
  • Brister
  • 瘤の意味。欧米では今でも天然真珠の一種とされています。寄生虫などが入り貝殻内面がふくれたもの。真珠がきわめて希少性を持っていた時代の産物。
  • ・ブリスター・パール
  • Brister pearl
  • 貝の体内に生成した天然真珠が体内を移動し貝殻部に癒着したもの。殻付真珠とも言います。ブリスターと混同されがち。
  • ・分厘(ぶりん)
  • 尺貫法で長さの単位。尺、寸、分、厘と続く。1尺=1/3.3m=0.30303m、1寸=1/10尺、1分=1/10寸(=3.0303ミリ)1厘=1/10分(=0.30303ミリ)。真珠養殖時に使う核のサイズはこの分厘の世界です。手術台に乗せられた貝の大きさを見て、2分6を入れるか2分7にするかを瞬時に判断出来なければプロではないとベテラン挿核者は言います。
  • ・プリンセス
  • princess
  • 真珠のネックレスで襟に沿う長さのことを言います。
  • ・ふるい
  • pearl sieve
  • 真珠の珠の直径分類のため用いられるもので、各ふるい板に直径の孔が多数あけられています。
  • ・ブルー珠
  • 文字どおり、ブルーがかった色などの黒みを帯びた珠、またはシルバー、グレー系の色合いを持つ真珠を総称してブルー珠、もしくはブルー系真珠と呼んでいます。ほかの貝から採れたものと区別し、アコヤ貝から採れた真珠に対して使われます。
  • ・フレーム
  • frame
  • コンクパールに見られる炎模様のこと。強い光を当てながらルーペで拡大すると、中から炎のような模様がにじみでてきます。その原理は、構造に起因する光が作り出す模様です。
  • ・ペアシェープ
  • pear-shaped
  • 楕円形で片方は尖り、片方は丸みを帯びた形。ペアは洋梨の意味で、形が似ていることから名前が付きました。
  • ・ベル・パール
  • Bell pearl
  • 西洋ナシのようなドロップ形の真珠。
  • ・ペルラ
  • perla
  • スペイン語で真珠のこと。
  • ・宝石のクイーン(ほうせきのクイーン)
  • queen of jewelry
  • ダイヤモンドが宝石のキングなら真珠は宝石のクイーンと言われます。ここで言われている真珠は、天然真珠のこと。
  • ・ホースコンク
  • Horse conch|学名 Pleuroploca gigantea
  • フロリダからベネズエラまでのカリブ海や東南アジア一帯の沿岸に生息する大型の巻貝で、米国フロリダの州貝に指定されています。貝殻の巻いている部分の反対側が馬の尻尾のような突起があることからホースコンクと呼ばれています。
  • ・ホースコンク・パール
  • horse conch pearl
  • ホースコンクから産出されるオレンジ色や赤褐色の特徴的な色調を持つ真珠。構造は交差板構造でフレームが確認できます。
  • ・ホープ真珠
  • Hope pearl
  • 19世紀、ロンドンの銀行家として巨富を得、その資産を投じて膨大な宝石類のコレクションを行ったことで知られるヘンリー・フィリップ・ホープの収集品の一つ。全長65ミリ、最大周囲114ミリ、最少周囲82ミリ、重量85グラム。行方が分からなくなった時もありましたが、現在はヨーロッパの個人が所有していると言われています。
  • ・母貝(ぼがい)
  • mother oyster
  • 手術できる貝。海水産ではアコヤガイ、クロチョウガイ、シロチョウガイ等が代表的。
  • ・ボタンパール
  • button pearl
  • 押しつぶされたような扁平なボタン形の真珠。
  • ・北海パール(ほっかいパール)
  • 北海道古宇郡泊村の茶津貝塚から1985年に発掘された26個の真珠。4000年前の縄文中期の真珠。最小のものは直径1.7ミリ、最大のものは4.5ミリで、エゾヒバリ貝という北海特産の貝が作ったと判定されました。
  • <ま>
  • ・マイクロ・パーマネント
  • micro permanent
  • 真珠科学研究所が推進している耐久処理の一技術。その方法は、真珠内部の水分、タンパク質、有機物に特定の処理を行い(乾燥、置換、なめし)、さまざまな物質を空隙に入れ(含浸)、真珠層の強化を図ります(充填、包埋)。これにより、①テリ、透明感が向上します②クロチョウ真珠やナチュラル・ブルーの褪色を防ぎます③ナチュラル・カラーの黄ばみを遅らせます。
  • ・まき
  • nacre thickness
  • 養殖真珠が生まれてから使われ始めた言葉。核にまかれた真珠層の厚さを主として表す。その厚さはレントゲンで測定できます。
  • ・マジョリカパール
  • Majolica pearl
  • スペイン・マジョリカ島で生産されており、その島名がブランド名になっている知名度の高い模造真珠。
  • ・まだま
  • 万葉集の中で使われている言葉で、真珠のこと。→オーロラ真多麻参照
  • ・マチネ
  • matinee
  • ネックレスの長さの一つで、約60センチ、チョーカーの1.5倍の長さ。
  • ・マベ
  • penguin wing oyster
  • ウグイスガイ科。ペンギンが羽を広げたような形に見えることから、学名はPteria(Magnavicula)penguinと言います。大きさは25センチくらい。熱帯から亜熱帯の海域に広く分布し、日本では奄美大島が主産地。
  • ・マベ・パール
  • マベから採れるものを言い、ほとんどが母貝の貝殻内側に核を直接挿入してできる半形の真珠。大きさは13~15ミリを中心に10~20ミリくらい。
  • ・マルガリータ
  • margalita
  • ラテン語で真珠のこと。真珠科学研究所発行の月刊誌も「マルガリータ」と名付けられ、1991年から発行を続け、2014年5月で270号となっています。
  • ・マルガリータ
  • margalita|学名 margalita margalita.
  • かつて日本国内の河川にも広く生息していたカワシンジュガイ。その呼称にあるように天然真珠を多く産出していたと思われます。
  • ・マルチ連
  • multi necklace
  • 1本のネックレスが、母貝を異にする真珠や、色、大きさ、形の異なる真珠から構成されるものを言います。
  • ・無孔(むあな)
  • undrilled
  • 真珠のルースで、全く孔があいていない状態のこと。
  • ・無核真珠(むかくしんじゅ)
  • nonnucleus pearl
  • 核が入っていない真珠。淡水産のイケチョウガイ、ヒレイケチョウガイなどの真珠養殖では、真珠核を用いずピースのみの移植で主に行っています。天然真珠は無核ですが、このような呼び方はしません。
  • ・メロ・パール
  • Melo pearl
  • ベンガル湾やアンダマン海、台湾以南の南シナ海等に生息するハルカゼヤシガイ(melomelo)、イナズマツノヤシガイ(meloamphora)から採れます。黄褐色系で火炎模様(フレーム)が顕著に見られます。
  • ・模造真珠(もぞうしんじゅ)
  • Imitation pearl
  • 主にプラスチック製あるいはガラス製の丸球に真珠箔を塗装したもの。
  • ・モンスターパール
  • monster pearl
  • 巨大な真珠という意味。パラゴンパール(paragon pearl)とも言います。
  • ・匁(もんめ)
  • monme
  • 尺貫法で重量の単位のひとつ。一匁は一貫の千分の一で、3.75グラムに当たります。尺貫法が廃止されている今日、例外として真珠の売買はこの「もんめ」が国際的に認められており、養殖真珠王国日本の名残でもあります。
  • <や>
  • ・有機質層(ゆうきしつそう)
  • 文字通り有機物からできている層。有機物と言うのは総称ですから、その内容はさまざま。貝の臓器の一部もあれば、移植片の片割れもあるし、バクテリアによる腐敗生成物もあり、この真珠の中に閉じ込められているさまざまな有機物を言います。
  • ・輸出検査法(ゆしゅつけんさほう)
  • export laboratory procedure
  • かつて日本には「真珠養殖事業法」という法律があり、その中で、輸出時には国の検査を受けることが決められていました。検査官は真珠の瑕疵(かし)を徹底的にチェックしました。薄巻、ドロ珠、割れ珠、荒れ珠等があるのです。それらの瑕疵を持つ真珠は国外にて品質低下が激しく、もって日本の真珠への不信、さらには国辱へとつながると判断したのです。その検査法は、専門官による北窓光線の下、目視評価でなされました。この法律は1998年12月、46年の歴史の幕を下ろしました。
  • ・ユニフォーム
  • uniform
  • 付けた時の美しさを考えて、中央部には大きめの珠、両端に行くほど小さく配置してあるアコヤ真珠の最も標準的なネックレス。一般的な7ミリのネックレスは、7ミリ以上7.5ミリ未満の珠が使用されており、鑑別書等には「7.0~7.5」と表記されます。
  • ・養殖真珠(ようしょくしんじゅ)
  • cultured pearl
  • 貝を採取・育成し、貝体内に核とピース(ピース単独の場合もある)を挿入、その貝を漁場で育成して形成される真珠のこと。
  • <ら>
  • ・ラウンド
  • round
  • PSLパールグレーディングシステムの評価の一つである「かたち」の中の最高位に属するもの。<変形度=(1-最短径/最長径)×100>の式で0~2%台をラウンドと言います。
  • ・厘珠(りんだま)
  • 直径5ミリ未満のアコヤ真珠。
  • ・レース・ネックレス
  • lace necklace
  • 小粒の真珠をレースのように、またはベルトのように編み上げたネックレス。
  • ・連(れん)
  • string
  • 真珠のネックレスに組む前に、仮糸で糸通しされたもの。業界内ではこの状態で取引することが多い。通糸連(とおしれん)とも言います。
  • ・連組(れんぐみ)
  • necklace making
  • 色、テリ、まき、キズ、かたち毎に同一基準を満たすものを16インチ並べ、一本のネックレスに仕上げていく。しかもセンター付近からサイズをわずかずつ小さくして組んでいきます。
  • ・連相(れんそう)
  • 一本のネックレスを構成する数十個の真珠が、どのくらい色や光沢が揃っているか、それを「連相」という業界独特の言葉で呼んでいます。
  • ・連台(れんだい)
  • 真珠の珠が一列に並べられる溝が数本ある連組のための作業道具。糸通しまで連台で行われます。
  • ・レントゲン
  • x-rays
  • 軟X線という波長の長いX線が真珠内部を見るのに使われ、中の構造把握、特にまき圧測定に使用します。中に核が入っているか否かなどの調査にも有力な方法です。
  • ・ロープ
  • rope
  • チョーカーの3倍、約120センチのネックレス。
  • <わ>
  • ・和珠(わだま)
  • アコヤガイ産の真珠。これに対してシロチョウガイ産の南洋真珠を洋珠と言い、クロチョウガイ産の黒真珠も南洋地方で採れるからと含める人もいます。いずれも俗語。
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